平成25年度のPTA本部も本部役員の退役者を送る会で
すべての行事が終了となりました。
自分が言うのもなんですが、素晴らしい組織でした。
「子どもたちのため」を常に思い、私利私欲のかけらも無い、
志高き役員たちは、ボクの自慢でもありました。
吉田選手のトークショーを成功に導いてくれたのもこの
役員たち。全国でもなく、県でもなく、市でもない。
ただの学校単位のPTAが、プロの手を借りず2000人規模のイベント
を開催できたのは、正しく彼らの力量でした。
彼らへの「ありがとう」の意を込めて、ボクからはビデオの
プレゼント。各人の奥様や子どもたちに本人にはナイショで
メッセージを集め、本人の写真や動画と共にビデオにしたもの
です。 ボクは製作中に十分泣かせてもらいましたが、
あらためて、奥さんあってのPTA役員なんだなって思いました。
奥様方、とんでもない会長ですいませんでした・・・
そして、さらにサプライズ!
前前会長がプレゼンテーターとして登場(手前)!!!
花束を受け取っているのは前会長!
なんとも素晴らしい光景です。
お二人には、PTAの大改革に賛同していただき、
実際に改革をしてもらいました。
とても、とても大きな改革でした。
そして、たくさんアドバイスや指導を頂きました。
今思えば、やってよかったと思いますが、その最中は、
たくさんのリスクや圧力に耐えなければならず
本当に大変でした。 お二人の協力なしではできない
改革でした。
こうやって歴代の会長が集い、「ああでもないこうでもない」
って熱く語り合えるって、凄くいいことですね。
自分は改革を起こす際、心に決めていたことがありました。
それは
「歴代PTA本部に敬意を払うと」
でした。改革をするということは、歴代のやり方を否定する
ことと捉えられがちですが、そうではありません。
時代と共に変えなければいけないことがあるのです。
それが、PTAの理念である「子どもたちの健全な将来のため」
になっていれば、理念に沿って変えるべきです。
それを、歴代会長の思いや意見を十分に尊重しながら行うこと、
それが大切だと思ってきました。
今回、3代会長が集い、笑顔で楽しく熱く語っている中で心から
「ミッションクリアだな」って思いました。
PTA会長って、本当に究極のボランティアなんですよね。
夜中までやってても褒められることもない。
何かを成功させても評価されることはない。
でも、この「何もいわれないこと」が「評価」であり、
逆に何かあればすぐに保護者が反応する。そういうものなんです。
ですから、逆に自分が私利私欲に生きていないか?
子どもたちや人のために生きることができるか?
社会に対して貢献する気持ちがあるか?
それを試されているようなものだと実感しました。
高々PTA会長です。 偉くもなんともない。
逆です。誰よりも謙虚でなければ務まりませんね。
保護者や子どもたちまで常にひざを曲げて目線を合わせる。
お母さんたちの意見をじっくり聞く。
謝る。
感謝する。
子どもたちと戯れる。
先生と衝突する(子どもたちのために)。
すべて自分で行い、自分が責任を取るものです。
高々PTA会長なんですから。
よく言われたことがあります。
「あんまりがんばると、次の人が大変だよ」
これほど寂しい言葉はないと思います。
私は真っ先に次の会長をバカにしてるのか??
と思いました。
PTAの理念はなんでしょう?
「子どもたちの健全な将来のため」
であって、力の調整をすることではありません。
だったらこの理念を全力で遂行するのが会長の務め。
歴代がそうであったように。
自分が他と比べて120%だったら120%出し、
80%しかなくても自分の中の100%を出すべきです。
それが理念を守り、歴代を尊重し、将来に続けてゆく
ということだと思います。みんなそうしてきましたし、
これからも、そして今も、がんばってくれています。
そもそも、がんばってない人に、人はついてきません。
高々PTA会長。誰よりも学校のことを知り、アリのように
働いて当然です。
ボクはそう思っています。
そう思って実行してきました。
その想いは保護者や子どもたちに伝わっていたと思います。
おかげさまで今でも保護者から労いの言葉を頂くことがあります。
改革のおかげ?で先生や役所からは相変わらず良い反応はありませんが、
これは仕方ないことですね。彼らがこの改革の正しさに気付くのは
まだ数年先。他の学校で問題が露呈した時に
「ウチの学校、ヤバイと思ったけど、そうじゃなかった。
以前改革があって更生されてたんだ」ってね。
ちなみに年間を通じて保護者からのクレームはゼロ。
関係する先生方は「ありえないことが起った」と。
これ、会長・役員に対する労いのお言葉かな???